AI副業は何から始める?「稼ぐ」より先に決めておきたいことと、最初の1か月でやること

AI副業は何から始める? AI活用・副業

「AI副業を始めたいけど、何から手をつければいいのかわからない」

SNSを開けば「AIで月10万円」「スキマ時間で稼げる」といった言葉があふれています。気になって調べ始めたものの、ツールの種類が多すぎて、結局どれも始められていない。そんな人も多いのではないでしょうか。

私はこのブログに加えて、埼玉県・南浦和にある和食店のマーケティング支援を副業でしています。どちらも、今ではAIなしでは回らないくらい、AIに助けられています。

ただ、最初からうまくいったわけではありません。振り返ると、遠回りした時間もたくさんありました。

この記事では、私自身が副業をどう始めたのか、AIがどこで役に立っているのか、そして「これから始める人」に最初に伝えたいことを、具体的にお話しします。

AI副業を始めようとして、最初につまずくポイント

AI副業を始めようとする人がつまずくポイントは、大きく2つあると感じています。

1つ目は、期待とのギャップです。「すぐに稼げる」と思って始めると、最初の数週間で結果が出ないことに耐えられず、やめてしまいます。実際には、どんな副業でも最初は思ったように進まないものです。期待が大きいほど、そのギャップで心が折れやすくなります。

2つ目は、ツール選びで止まってしまうことです。ChatGPT、Claude、画像生成AI、動画生成AI……。どれを使えばいいか比べているうちに時間が過ぎ、気づけば何も作っていない。準備ばかりで、一歩目が出ないパターンです。

この2つを避けるだけで、AI副業はぐっと続けやすくなります。そのヒントとして、まずは私自身の始め方をお話しします。

私の副業は「学びたい」から始まった

ブログは、マーケターとしての修行だった

私がこのブログを始めたのは2020年です。営業職からマーケターとして今の会社に転職したタイミングでした。

会社でもマーケティングを教わっていましたが、それ以外のところでも自分で挑戦してみたかった。特に、SEOやセールスライティングを、実際の経験として身につけたいと思ったのがきっかけです。

当時は、ブログ運営の発信をしていたマナブさんのブログやYouTubeを見て、とにかくたくさん勉強しました。WordPressの立ち上げ方も、テーマの選び方も、ほとんどそこで学んだ知識がベースです。スクールには通わず、完全に独学でした。

会社のマーケティング業務でも記事を書く機会があったので、仕事の記事と個人のブログ記事を並行して書いていました。今と違ってAIはまだ使っておらず、情報を自分でリサーチして、タイトルやキーワードを考えて、一本ずつ書いていました。

飲食店のマーケティング支援は、身近なつながりから

もう一つの副業である飲食店のマーケティング支援は、親戚が南浦和で営んでいる和食店のお手伝いから始まりました。家族のつながりがきっかけです。

飲食店の集客は、私にとって初めての分野でした。ホットペッパーグルメや食べログの管理画面も、Googleマップでのお店の情報の見せ方も、触るのは初めてです。それでもなんとか進められているのは、AIのおかげだと思っています。

つまり私の副業は、どちらも「稼げそうだから」ではなく、「学びたい」「手伝いたい」から始まっています。結果的に、それが続いている一番の理由だと感じています。

AIが副業で一番役に立っていること

副業でAIに一番助けられているのは、ブログ記事づくりと画像生成です。

ブログでは、記事の構成やリサーチ、文章の下書き、見直しまでAIと一緒に進めています。アイキャッチ画像や記事内の図も、AIの画像生成を使っています。2020年当時、すべて手作業でやっていたころと比べると、一本の記事にかかる時間は大きく変わりました。

飲食店の支援では、AIはコンサルタント兼、壁打ち相手です。初めて触るホットペッパーや食べログの管理画面も、わからないことはAIに聞きながら進めれば、なんとか形になります。どうやって新しいお客さんに来てもらうか、どの写真を載せるか、季節のメニューをどう伝えるか。そういった戦略の相談も、まずはAIと壁打ちしてから考えています。

ここで伝えたいのは、AIは「知らない分野に飛び込むハードル」を大きく下げてくれるということです。経験がない分野でも、聞けば答えが返ってくる相手がいる。これは副業を始めるうえで、とても心強い味方です。

始める前に決めておく3つのこと

AIを使えば始めるハードルは下がります。ただ、何も決めずに始めると迷子になります。始める前に、次の3つだけ決めておきましょう。

1つ目は、目的です。お金を稼ぎたいのか、スキルを身につけたいのか、将来の転職やキャリアに活かしたいのか。目的によって、選ぶ副業も、続ける期間の考え方も変わります。

2つ目は、使える時間です。平日は30分、休日は2時間など、現実的に使える時間を先に決めておきます。時間を決めずに始めると、本業が忙しい時期にあっという間に止まってしまいます。

3つ目は、自分が持っている経験です。AIは道具であって、中身は自分の経験です。仕事で身につけたこと、詳しい分野、身近な人の困りごと。そこにAIを掛け合わせると、あなたにしかできない副業になります。

初心者が始めやすいAI副業の種類

初心者が始めやすいAI副業には、たとえば次のようなものがあります。

  • ブログ・記事作成:自分の経験を記事にする。時間はかかるが、資産として積み上がる
  • 画像・デザイン制作:アイキャッチやSNS用の画像をAIで作る。見た目で成果が伝わりやすい
  • 身近な人の集客支援:家族や知人のお店のSNSや口コミサイトの運用を手伝う。実績を作りやすい
  • 資料やテキストの作成サポート:議事録や資料のたたき台づくりなど、本業のスキルを活かせる

どれが正解ということはありません。大事なのは、自分の目的と経験に合ったものを一つ選ぶことです。

迷ったときの目安としては、すぐに手応えがほしい人は、身近な人の手伝いや画像制作のように、相手の反応が早く返ってくるものから始めるのがおすすめです。逆に、時間をかけてでも自分の資産を作りたい人には、ブログのように積み上がっていくものが向いています。私のように「学ぶこと」自体が目的なら、自分が伸ばしたいスキルに一番近いものを選ぶと、副業がそのまま本業の成長にもつながります。

最初の1か月でやること

具体的に、最初の1か月は次のように進めるのがおすすめです。

  1. 1週目:上の3つ(目的・時間・経験)を紙に書き出し、やってみる副業を1つに絞る
  2. 2週目:ChatGPTなど無料で使えるAIを1つだけ選び、毎日少しずつ触ってみる
  3. 3週目:小さな成果物を1つ作る(記事1本、画像1枚、身近な人の手伝い1件など)
  4. 4週目:作ったものを見直し、AIに「改善点は?」と聞いて、2つ目を作る

ポイントは、1か月目は稼ぐことを目標にしないことです。目標は「1つ作って、改善して、もう1つ作る」こと。この流れを一度経験するだけで、2か月目からの進み方が変わります。

ケーススタディ:ツール選びから始めて止まったAさん

Aさんは「AI副業で月5万円」を目標に、まずはどのAIツールが一番稼げるのかを調べ始めました。比較記事を読み、有料プランをいくつか契約し、使い方の動画を見続けました。

ところが1か月たっても、作ったものは一つもありません。有料プランの支払いだけが続き、「自分には向いていない」と感じて、結局やめてしまいました。

ケーススタディ:小さく1件やってみたBさん

Bさんは、「AIを使って何ができるか試してみたい」という気持ちで始めました。最初にやったのは、知人が営むお店のSNS投稿文を、無料のAIで考えて手伝うことです。

最初の投稿は、正直あまり反応がありませんでした。それでもBさんはAIに改善点を聞きながら投稿を続け、少しずつ反応が増えていきました。その経験を話したところ、別の知人からも相談が来るようになりました。

2人の違いは、ツールの性能ではありません。準備より先に、小さく1つ作ってみたかどうかです。

AIを「副業の相談相手」にする聞き方

AI副業というと、AIに何かを作ってもらうことばかりに目が行きがちです。でも私が一番価値を感じているのは、AIを相談相手として使うことです。何から始めるか迷っている段階こそ、AIに相談してみてください。

たとえば、次のように聞いてみるのがおすすめです。

自分の経験を棚卸しするとき 「私はこれまで営業事務を5年やってきて、エクセルでの資料作りと電話対応が得意です。この経験を活かせる副業を、AIを使う前提で5つ挙げて、それぞれ始めやすさと向いている人を教えてください」

初めての作業で手が止まったとき 「飲食店の口コミサイトの管理画面を初めて触っています。お店の写真を入れ替えたいのですが、どんな写真を載せると来店につながりやすいですか。注意点も教えてください」

作ったものを見直すとき 「この記事(または投稿文)を、初めて読む人の目線で見て、わかりにくい点と改善点を3つ挙げてください」

ポイントは、自分の状況をできるだけ具体的に伝えることです。「副業何がいい?」とだけ聞くと、どこかで見たような一般論しか返ってきません。自分の経験や、今困っていることを書けば書くほど、自分専用のアドバイスが返ってきます。

私も飲食店の支援では、お店の場所や客層、メニューの特徴を伝えたうえで「次の季節に向けて、どんな打ち手が考えられる?」と相談しています。もちろん、AIの答えをそのまま実行するわけではありません。お店の人の意見や、実際の反応を見ながら判断します。それでも、一人で考えるより、ずっと早く選択肢が出そろいます。

AIへの頼み方のコツは、「ChatGPTの仕事での使い方」でも詳しく紹介しています。

遠回りしないために、私が失敗から学んだこと

偉そうに書いてきましたが、私自身もかなり遠回りをしました。

一番の反省は、無駄な記事をたくさん書いてしまったことです。今振り返ると、狙うキーワードがはっきりしていない記事や、「これは検索順位が上がらないだろう」と思う記事がいくつもありました。書いたこと自体が無駄だったとは思いませんが、時間の使い方は正直下手だったと思います。ちなみに、その記事たちは今ではデータごと消えてしまい、反省の材料すら残っていません。

今ならAIに「このキーワードで記事を書く意味はある?」「読者は何を知りたい?」と事前に相談できます。書き始める前に方向性を確認するだけで、遠回りはかなり減らせます。

会社員が始めるときの注意点

会社員が副業を始めるときは、次の2点を必ず確認しておきましょう。

まず、勤め先の就業規則です。副業が禁止されていないか、届け出が必要かを確認します。ルールを守ったうえで始めるのが大前提です。

次に、確定申告と住民税です。会社員の場合、副業の所得が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要になります。20万円以下でも、住民税の申告は別に必要になることがあります。わからない場合は、税務署やお住まいの自治体に確認してください。

会社員の副業と住民税の仕組みについては、「AI副業は会社員に「バレない」のか」で詳しく解説しています。また、AI副業の投稿や情報商材の見分け方は「AI副業の「詐欺っぽさ」を見分けるには」、続けるべきか迷ったときは「AI副業はやめとけ?続けていい人の見分け方」もあわせて読んでみてください。

まとめ:今日やること

「AI副業を始めたい」と相談されたら、私はまずこう答えます。「いろいろやってみたらいいんじゃない?」

うまくいくと思って始めるより、「AIでこんなこともできるんだ」と楽しみながら、学ぶつもりで始める。稼げることを期待しすぎると、そのギャップで続かなくなります。楽しみながら成長するつもりでやる方が、結果的に長く続きますし、最初は質が低くても、作るものの精度は少しずつ上がっていきます。

今日から、次のことを始めてみてください。

  1. 「目的」「使える時間」「自分の経験」を紙に書き出す
  2. やってみたい副業を1つだけ選ぶ
  3. 無料で使えるAIを1つ選んで、今日中に一度触ってみる
  4. 今月中に、小さな成果物を1つ作ると決める
  5. 会社の就業規則で、副業のルールを確認しておく

最初の一歩は、小さくて大丈夫です。楽しみながら続けた先に、自分だけのAI副業の形が見えてきます。

Webマーケター / AI活用ブロガー

新卒で福利厚生アウトソーシング企業に入社し、法人営業として1日100件以上の飛び込み営業を経験。その後LINE株式会社で代理店営業に従事し、新規事業の立ち上げノウハウを学ぶ。2020年、未経験のままフィリピンへ移住し、オンライン教育事業のWebマーケティングを一人で担当することに。広告運用・SEO・SNS運用・LP制作などを実務で習得しながら、事業をゼロから育ててきた。現在は同社の経営陣として、セールス・マーケティング・カスタマーサクセスを統括している。本ブログでは、実務で得た知見をもとに、AI活用・副業・スクール選びについて発信中。

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